体脂肪率を理解する
減量目標を追求する過程において、体脂肪率は実際には非常に重要ですが、見落とされやすい指標です。私たちは体重を減らすという目標だけで十分だと考えがちですが、同時に体脂肪がどの程度減少するかには注意を払っていません。有酸素運動のトレーニングに身体が慣れてしまうと、脂肪の燃焼効率が低下し、お腹など運動していない部分に脂肪がつきやすくなり、体型がデコボコになってしまいます。これから数回にわたって体脂肪率について紹介していきますが、その前に体脂肪率に関する基本的な概念をいくつか説明しておきましょう。
体脂肪率
体内の全脂肪の重さ(体脂肪)を体重で割った割合が体脂肪率です。例えば、体重80kgの男性の体脂肪率は16kgなので、体脂肪率は16/80=20%となります。
体脂肪分布
体内の脂肪の分布は人によって異なります。たとえば、女性は通常、腹部にはあまり脂肪がつきませんが、脂肪の大部分は太ももと腕の間に蓄積します。男性はその逆で、手足はほっそりしていますが、腹部には脂肪が完全に蓄積されています。
サイズ
体型は人それぞれ異なるため、体脂肪率が同じ 2 人でも体型が大きく異なる場合があります。ランウェイに立つ背の高い9頭身のスーパーモデルは、平均身長のずんぐりした陸上競技選手と同じ体脂肪率を持っている可能性があります。
年
一般的な体脂肪率の体型写真は通常、 25~35歳の若者を例にしています。人が年齢を重ねるにつれて、測定された体脂肪率は通常増加します。たとえば、 20歳の男性と50歳の男性の皮下脂肪の量は同じですが、 20歳の男性の体脂肪率は15% であるのに対し、 50歳の男性の体脂肪率は 15% である可能性があります。体脂肪率は15%と20%です。これは、人間の体は内臓と筋肉の間に脂肪が年々蓄積されていくためで、一般の人の体脂肪率は年齢とともに確実に増加していきます。
横紋筋
人の体型が痩せていると、体の横紋筋と呼ばれる横棒状の筋肉の形が見えやすくなります。
血管分布現象
体脂肪が減少すると、体の皮膚表面の静脈が見えやすくなり、徐々に浮き出てきますが、この現象を血管分布現象といいます。
原文より転載
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